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世界と日本のクワガタの種類|見分け方/血統/値段/越冬

更新日:2020年08月28日

クワガタについて紹介しています。みなさんはどのくらい種類がいると思いますか?ここでは日本に生息しているクワガタ、外国に生息しているクワガタを紹介しています。意外にも種類が多いので、クワガタに興味がある方には楽しんでご覧いただけるでしょう。

世界と日本のクワガタの種類|見分け方/血統/値段/越冬

アマミノコギリクワガタ

【学名】Prosopocoilus dissimilis
【分布】奄美大島、加計呂麻島、トカラ列島、徳之島、沖永良部島、沖縄本島、久米島、伊平屋島)
【大きさ】オスは27~80㎜、メスは24~40㎜、中型

日本産のノコギリクワガタの中では最大種です。大型のものは大あごが外側に湾曲し、頭盾の先が二股になります。

トカラノコギリクワガタ

【学名】Prosopocoilus dissimilis elegans
【分布】鹿児島県トカラ列島北部(口之島、中之島、諏訪之瀬島、悪石島、臥蛇島)
【大きさ】オスは27~74㎜、メスは27~35㎜

暗褐色から黄褐色の体色をしています。昼、夜ともに活動し樹液や果実に集まるほか、街灯にも飛んでくることがあります。現在「十島村昆虫保護条例」によって採集禁止となっているので、見かけても採らないようにしましょう。

ハチジョウノコギリクワガタ

【学名】Prosopocoilus hachijoensis
【分布】八丈島
【大きさ】オスは27~54㎜、メスは23~35㎜、小型

伊豆諸島の八丈島だけに生息しているノコギリクワガタです。ノコギリクワガタの亜種ではなく独立種として分類されています。夜よりも日中に行動していることが多く、あまり飛ぶことはせず地面を歩いて移動します。

ミヤマクワガタ

【学名】Lucanus maculifemoratus
【分布】北海道、本州、四国、九州
【大きさ】オスは40~79㎜、メスは25~40㎜、中型

頭部の耳状突起が特徴的なクワガタで根強いがあります。体面的には黄褐色の細かい毛が密生しています。深い山の中にいることから「深山(みやま)クワガタ」と名付けられています。実際はそれほど山深い場所でなくても大きな雑木林があると見る事ができます。幼虫は地中で育ちます。

ヒメオオクワガタ

【学名】Dorcus montivagus
【分布】北海道、本州、四国、九州
【大きさ】オスは29~58㎜、メスは26~42㎜

低温を好むクワガタで北海道や北日本で多く見られ、関東より南では少ないもののやや高地に生息しています。ほかのクワガタが見られなくなる10月頃まで活動します。昼間にも活動していて主にヤナギの細い枝を大あごで傷つけて、染み出した樹液などに集まります。

アマミシカクワガタ

【学名】Rhaetulus recticornis
【分布】九州(奄美大島、徳之島)
【大きさ】オスは22~47㎜、メスは20~30㎜、小型

日本に住んでいるシカクワガタの仲間はアマミシカクワガタが一種だけです。

コクワガタ

【学名】Dorcus rectus recyus
【分布】北海道、本州(伊豆諸島を含む)、四国、九州(トカラ列島まで)、対馬
【大きさ】オスは22~54㎜、メスは22~30㎜

雑木林などでよく見かけるクワガタです。木の根元や土を掘り返すとよく見つかります。夏の夜は灯りに飛んでくることもあります。うまく飼育すると2~3年は生きるクワガタです。

リュウキュウコクワガタ

【学名】Dorcus amamianus nomurai
【分布】奄美大島、徳之島、沖縄本島(慶良間諸島などを含む)
【大きさ】オスは20~35㎜、メスは20~32㎜、小型

奄美諸島に分布するアマミコクワガタの亜種です。本土に生息するコクワガタに比べて体にはやや光沢があります。

ネブトクワガタ

【学名】Aegus laevicollis subnitidus
【分布】本州(関東以南、伊豆諸島を含む)、四国、九州(対馬、屋久島)、南西諸島
【大きさ】オスは13~33㎜、メスは14~27㎜、小型

大あごの根元に内歯があり、太く見えることが種名の由来です。主にモミの木の樹液に集まります。幼虫はマツのくち木に見られます。

アカアシクワガタ

【学名】Dorcus rubrofemoratus
【分布】北海道、本州、四国、九州
【大きさ】オスは23~59㎜、メスは25~38㎜、中型

名前のとおり、足の付け根が赤茶色です。やや涼しい気候を好み、ヤナギの樹液に集まります。

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初回公開日:2017年11月08日

記載されている内容は2017年11月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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