【色別】毛虫の種類|桜の木/梅の木/黒/オレンジ/緑/茶色
更新日:2020年08月28日
毛虫の種類について
毛虫は、家の近くにもよく生息し、田舎も都会も問わずポピュラーな昆虫であるといえるでしょう。よく春先から秋にかけて、よく道路などで見かけることも多いでしょう。しかし毛虫とはそもそも一体どういう昆虫なのでしょうか?蝶や蛾の幼虫であることはよく知られていますが、それ以外についてはあまり知られていないのが現状であるといえます。
こちらでは、毛虫とはいったいどういった種類の昆虫なのかという点について、芋虫との違い、蝶や蛾との違いを例にしながら紹介していきましょう。
毛虫と芋虫との違いについて
毛虫と芋虫は毛がない点を除いて、お互いにかなり似ています。成虫になると微妙に姿が変わるものもいれば、似たような成虫へとなる種類も存在します。こちらでは、毛虫と芋虫の種類の違いについて紹介していきましょう。
まず毛虫についてです。そもそも毛虫とはどういった種類の昆虫のことを指すのでしょうか?デジタル大辞泉では以下のように記載されています。
1 チョウやガの幼虫で、体に毛の多いものの俗称。
出典: https://kotobank.jp/word/%E6%AF%9B%E8%99%AB-491055 |
2 嫌われ者のたとえ
毛虫は、毒がある種類も存在するため、敬遠されがちです。そういった印象から、毛虫はすべて蛾の種類の幼虫であるという印象を与えますが実際にはそうでないということがわかります。
ただ、二つ目の意味からもわかるように、やはり毛虫には悪いイメージが先行しているのがよくわかります。「毛虫みたいに嫌われている」といった表現は、陰口や悪口でよく耳にすることが多いでしょう。特に女子が嫌がるタイプの人がよく言われています。
芋虫とは
一方で、芋虫とはどういった種類の昆虫のことを指すのでしょうか?デジタル大辞泉では、芋虫について以下のような意味がある記載されています。
1 蝶や蛾の幼虫のうち、毛のないものの総称。特に、サツマイモの葉につくスズメガ類の幼虫。
出典: https://kotobank.jp/word/%E8%8A%8B%E8%99%AB-436119 |
先ほどの毛虫の辞書的な意味と比較すると、基本的には毛虫も芋虫も同じような種類のことを指すのが一般的であるといえます。そして両者の違いについては、毛があるかないかの違いしかないといえるでしょう。
ただやはりどちらかというと、毛のない芋虫の方が害は少なく、蝶の種類の幼虫のような印象を受けてしまいます。それだけ毒の有無というのは、決定的に悪い印象を与えてしまうのでしょう。
ただし芋虫のすべてが害のない種類であるというわけではありません。毛の有無だけで毛嫌いするのは間違っているといえるでしょう。
芋虫にも悪い種類はいる?
毛虫だけが悪者扱いされているわけではありません。芋虫だって立派な害虫の種類の一つとして扱われています。毛虫と芋虫の害の違いで最も大きいのは直接的な危害を及ぼすかであるといえます。
芋虫の主な主戦場は、農作物です。特に葉物の野菜の食害は、芋虫の害虫としての特徴であるといえます。例えば、皆様ご存知のモンシロチョウの幼虫も害虫として有名です。モンシロチョウの幼虫は青虫と呼ばれ、キャベツなどの葉を穴だらけにしてしまいますので農作物や家庭菜園の害虫の種類の一つとして有名です。
有益な芋虫もいる
芋虫は、マニアックな人の間では大変お世話になっている場合があるといえます。皆様はミルワームという芋虫をご存知でしょうか?厳密にいえば、先ほどの辞書的な意味からは外れてしまいますが、形状は芋虫そのものであるといえるでしょう。この昆虫はゴミムシダマシと呼ばれる甲虫の種類の幼虫です。
では、この幼虫の種類はどのように役にたっているのでしょうか?そう、この昆虫は他の鳥類や両生類、爬虫類の餌の種類の一つとして用いられています。生きた状態で餌を与えられるので餌とのしても有用が高いといわれています。
もう一つ忘れてはいけないのが、カイコの幼虫です。シルクや絹と呼ばれる衣類の素材はこの種類の昆虫の繭から作られます。なお余談ではありますが、カイコは完全に家畜化されており、野生では生存することが非常に困難であるともいわれています。
毛虫の種類の概要について
日常生活でよく見かけるのは、芋虫よりも毛虫であるといえるでしょう。よくアスファルトの上を闊歩しているのはよく見かけられています。では毛虫には一体どんな種類がいるのでしょうか?こちらでは、毛虫の種類の概要について紹介していきましょう。
毛虫はなぜよく見かけるのか
それではます、どうして毛虫は芋虫よりも見かける機会が多いのでしょうか?その理由の一つとして、毛虫の一部の種類の成虫は周期的に大量発生するのが挙げられるでしょう。
厄介なことに、大量発生する種類の蛾に限って毒を持っているケースが多いといえます。ひどいケースでは、毛虫が大量発生している木の下にいるだけで、毛虫の毛が降ってきてかぶれるといったことがあります。保健所などでも注意喚起されているので、シーズンになったら気を付ける必要があるでしょう。
大量発生するタイプの毛虫の種類として有名なのは、北海道などではおなじみマイマイガ、全国的にもよく見かけるチャドクガといった種類があります。こちらについては後述の紹介でくわしく説明します。
色別にみた毛虫の種類
初回公開日:2018年01月11日
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