【種類別】世界のスズメバチの大きさ・性格・危険度・見分け方
更新日:2020年08月28日
蜂の巣によるスズメバチの種類の見分け方
蜂の巣がある事を知らずに近づいて被害に遭ったり、気づかない間に蜂の巣ができあがっている事がよくあります。同じ蜂の中でも種類としては、「クマンバチ」と並んで「スズメバチ」が攻撃的で凶暴な性格を持っている危険な蜂1つです。
蜂の専門家や蜂の駆除業者であれば、巣を見れば蜂の種類がわかるのですが蜂の種類によっては巣の作り方に特徴の違いがあります。大まかに同じ種類のスズメバチでも、巣を作る場所や作り方が22種類あります。
木の枝や建物の軒下などに作り、見た時に巣の全体が見える作り方と木の根元や建物の換気口など少しでも入り込める場所に巣を作る作り方があります。
巣の全体が見えている場合
スズメバチの中でも、「コガタスズメバチ」と「キイロスズメバチ」の2種類が、蜂の巣の全体が見える作り方をします。「キイロスズメバチ」は時々ニュースになりますが、「コガタスズメバチ」の名前はあまり聞く事はありません。
「コガタスズメバチ」と「キイロスズメバチ」、両方の種類の特徴などの違いも比べてみました。
コガタスズメバチ
「コガタスズメバチ」は体長22~27mmで、姿は「オオスズメバチ」と同じなのでコガタの名前を付けて区別しています。巣は樹木の枝や軒下などに作りあまり大きい巣を作ることはありません。巣の周りにはあまり蜂の姿はなく、巣の中か出かけている事が多いです。
性格は温厚で凶暴性はあまりありません、刺激しなければ攻撃されることもあまりなく庭仕事をしていて蜂の巣に気づかずに刺される事が多くあります。常緑樹に巣を作ることが多いと言われています。
キイロスズメバチ
「キイロスズメバチ」は、体長17~24mmとやや小型のスズメバチです。仲間がまだ少ない時は、巣も小さく暗くて人目に付かない場所に作ります。仲間が増えて巣が手狭になってきたら大きな巣を軒下に短時間で作る事が可能です。
性格もとても凶暴で攻撃的、もともと神経質で執念深い性格なので少しの震動でも攻撃をしてきます。常に成虫が巣の周りを飛び交っていて、スズメバチの中でも、一番の攻撃性を持っています。
キイロスズメバチに刺されて、アレルギー反応から命を落とす人が毎年います。最も気をつけたい蜂の1つです。
巣が見えないか一部だけ見えている時
軒下に巨大な巣や、それ程大きくないけど同じように人の目から見えるところに巣を作るスズメバチの種類がいる反面、木の根や枯れ木の中や屋根裏などで、人の目に触れることなく巨大な巣を作るスズメバチの種類がいます。
「モンスズメバチ」と「オオスズメバチ」が、人知れず巣を作っていくスズメバチの種類です。
オオスズメバチ
「オオスズメバチ」は、体長25~45mmと体も大きく大木の空洞や木の根元に巨大な末を作ります。自分たちで口で土を運ぶことができるので、土の中に巣を作れます野山に出かけて行くときは注意が必要です。
強さから言えば、キイロスズメバチよりも獰猛で世界最強と言う人もいます。気性も激しく荒い性格で、毒性も非常に強い最強クラスのスズメバチです。オオスズメバチは他のスズメバチの種類とは違い餌場に一匹でいても近くをとおる人間を襲う特徴を持っています。
オオスズメバチは幼虫の時は、肉食なので秋頃昆虫が少なくなると時には他のスズメバチやミツバチの巣を襲い10匹で100匹ミツバチを壊滅させることができます。
モンスズメバチ
「モンスズメバチ」は体長21~30mmの中型のスズメバチです。民家や木の幹の内部に巣を作り、多少の暗闇でも活動することができる少し他の蜂とは違う種類となります。スズメバチの種類ですから、攻撃性が強く運動能力も高く人間に対しても好戦的です。
昼夜を問わず活動している蜂なので、巣の近くに近づいたり巣を刺激したりしないようにしてください。他のスズメバチと比べたら、比較的おとなしいといわれています。
日本にいるスズメバチの種類
日本にいるスズメバチの種類は、長崎県対馬でツマアカスズメバチ が日本に定住していると確認されスズメバチ属はそれまで7種類でしたが8種類になりました。スズメバチはスズメバチ属の8種類と、クロスズメバチ属の5種類・ホオナガスズメバチ属の4種類がいます。
全部で17種類のスズメバチが日本に生息しています。クロスズメバチ属の5種類・ホオナガスズメバチ属の4種類は中部地方山地以北に主に生息しています。
スズメバチ属の8種類
初回公開日:2017年12月01日
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