男女別汗の臭いの原因と対策方法|服の汗の臭いをとる方法
更新日:2020年08月28日
汗の臭いの原因には雑菌の繁殖があります。私たちの皮膚には目に見えない雑菌が常に存在しますが、皮膚に存在する菌のすべてが臭いの原因となるわけではありません。中には皮膚の表面を保護し、バリア機能を高めてくれる必要な菌も存在します。
体を洗うときにタオルなどでゴシゴシ洗ってしまうと、良い菌まで洗い流してしまうことになります。これは肌のバリア機能を弱め、汗の臭いを強くしてしまいます。体を洗うときは、よく泡立てた石鹸やボディーソープで素手で優しく洗いましょう。汗をかきやすい首や、わき、足などは優しく丁寧に洗いましょう。頭皮も泡立てたシャンプーで優しく洗いましょう。
【女性の汗の臭い対策2】冷えの予防
冷房がきいた室内にずっといると体が冷えすぎてしまい、汗腺の働きが低下してしまいます。そのうえ、体の冷えは代謝や血液の循環を悪くするので、体内に脂肪や老廃物といったものが溜まってしまいます。それらの物質は汗をかいた時に、汗腺や毛穴から一緒に体外へ不快な臭いのするベトベトした汗として排出されます。冷房の効いた室内では下半身や腹部などが冷えないよう、ひざ掛けや、腹巻といったもので対応しましょう。
【女性の汗の臭い対策3】ホルモンバランスを整える
女性ホルモンのバランスを整えるには、ストレスを溜めないことが重要です。ストレスは女性のホルモンバランスや自律神経のバランスを崩す原因となります。リラックスする時間をつくったり、趣味など好きなことをしてストレスを溜めないようにしましょう。そして、質の良い睡眠と規則正しい生活を送ることも大切です。
運動する
運動すると汗腺が活発に機能するようになるので、適度な運動を心がけましょう。ウォーキングやヨガなどといった有酸素運動は自律神経を整え、ストレスの解消にもなりホルモンバランスを整える効果もあります。
また、新陳代謝や血液の循環もよくなるので、脂肪やたんぱく質の燃焼を促進し、余分な脂肪が溜まるのを防ぐので健康的な良い汗をかくことができます。運動すると水分が不足するので運動後は必ず水分補給をしましょう。水分不足も汗に含まれる水分量がすくなくなり、濃い汗をかくようになるので汗がべたつき臭いの原因になります。
汗をこまめに拭く
汗はそのままにしておくと、時間の経過とともに臭いが増していきます。これは、皮膚に存在する雑菌も時間の経過とともに増殖するためです。これを防ぐには汗をかいたらすぐに拭くことが大切です。
汗を拭くとき乾いたタオルで拭きがちですが、実はこれもよくありません。乾いたタオルは汗の臭いの成分だけでなく、汗に含まれる水分まで拭き取ってしまい肌を乾燥させてしまいます。これにより、私たちの体は肌の乾燥を防ごうとして、さらに過剰な皮脂を分泌させ臭いの原因になります。
汗を拭くときは、よく絞った湿ったタオルや市販のウェットタイプの汗拭きシートで拭きましょう。
バランスの良い食生活を
肉や揚げ物、スナック菓子などのような脂っこい食べ物や、スイーツは皮脂の過剰分泌につながり、雑菌の栄養分となってしまいます。脂っこい食べ物は摂りすぎないよう注意し、なるべく野菜を食べるようにしましょう。どうしても甘いものを食べたいときは、フルーツなどの動物性脂肪の含まれていないものを摂るようにしましょう。
服についた臭いをとる方法は?
すぐに洗濯する
汗のしみ込んだ衣類はすぐ洗濯するようにしましょう。時間や経済的な面から考えるとまとめて洗濯したほうが効率的ですが、汗のしみ込んだ衣類は時間が経過すると黄ばんでシミになってしまったり、汗に含まれた雑菌が増殖して臭いが強くなってしまいます。すぐ洗濯することでこれらは防ぐことができます。どうしてもすぐ洗濯できない場合は、除菌のできる消臭スプレーを利用して菌の繁殖を防ぎましょう。
洗剤を選ぶ
最近は各メーカーからいろいろなタイプの洗剤が開発、販売されています。抗菌タイプ、除菌タイプ、消臭・防臭タイプなど雑菌の増殖を抑える効果をもつ洗剤を使ってみるのもいいでしょう。
汚れや臭いを落としたいからといって、洗剤を表示より多く使うのは逆効果です。十分なすすぎができず、洗った衣類に洗剤の成分が残ってしまいます。衣類に残った洗剤は雑菌の栄養となり、菌を増殖させるので気を付けましょう。
洗濯しても汗臭い原因と対策
洗濯してもにおいがとれない!
初回公開日:2017年08月17日
記載されている内容は2017年08月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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