様々な油汚れの対処法|衣類の油汚れや台所の油汚れの除去法
更新日:2020年08月28日
頑固な油汚れの場合、熱湯をうまく使うことも効果的です。例えば、厨房で使うコックコートや機械油のついた作業着などのひどい油汚れの場合、熱湯で下洗いをすると汚れが落ちやすくなります。完全には落ちないものもありますが、通常の洗濯と比べて、最大限で油汚れを落とすことができます。
やり方は、まず70〜80℃の熱湯に洗濯用洗剤を溶かし、油汚れのついた洗濯物をつけ込みます。この時、洗濯槽は熱湯に耐用がないため、熱湯に強いバケツなどを使用しましょう。時折り攪拌しながら30分ほどつけ込んだ後、軽くすすぎます。そのまま間を置かずに通常通りに洗濯機をまわします。この方法では、古い油汚れまでは落ちませんが、全体的な油汚れや臭いを取ることができるため、とても有効です。
ひどい油汚れの場合は?
熱湯での洗濯の他にも、ひどい油汚れを落とす方法があります。それは、アルカリ剤へのつけ置き後、高温タイプの石けんを使用してお湯で洗うという方法です。お湯30Lあたり大さじ山盛り2杯ほどの炭酸セスキ水を入れて1時間程度つけ込みます。この時、40℃くらいのお湯を使用するとより効果的です。
その後、2〜3分洗濯機をまわして予洗いをします。この時点で水が汚れるため、一度水を入れ替えます。そして、高温タイプの粉石けんを溶かして泡立てたものを使用し、本洗濯をします。この時も40℃程度のお湯を使用すると効果的です。牛脂、豚脂、パーム油を使用して作られている高温タイプの粉石けんは、40℃以上のお湯で洗浄力がアップします。
衣類の油汚れはついたらすぐに落とそう
衣類の油汚れは、時間が経つほどに繊維に入り込んでしまうため、油汚れを落とすためには時間との勝負です。外出先で汚れてしまった場合も、「乾いた布やティッシュで、シミの部分を叩いて油汚れを落とす」などの応急処置をすることで油汚れを落としやすくすることができます。
この時、汚れをこすらないように注意しましょう。また、水は油汚れの外側から中心部に向かって当てます。これで水と布やティッシュがあれば外出先でも対応できます。帰宅後はすぐに洗濯するようにしましょう。
台所の油汚れ掃除法は?
毎日使う台所だからこそ、「油汚れが蓄積されてしまい気付いた時には落ちない」ということもあります。台所の油汚れはどのように落とすと良いのでしょうか?ポイントは、油汚れがつく前に掃除をすることと、こびりついてしまったら「つけおき洗い」をすることです。毎日のお手入れから、頑固な油汚れの掃除までを場所別に紹介します。
ガス周りの掃除方法 換気扇
油料理でよく使うガス周りは油汚れがつきやすいやすい場所です。例えば、換気扇の油汚れを放置しておくと、ファンの回転率が低下し、壁などに油汚れがつきやすくなってしまいます。
換気扇は内部と外側の両方共、油汚れがついていきます。換気扇のフィルターにフィルターカバーをつけて週1回程度交換する事で内部のファンも汚れにくくなり、両方の油汚れに効果があります。とはいえ、「換気扇の内部の油汚れ」の掃除は、できれば年に3〜4回行うことが理想です。年末の大掃除も良いですが、気温の高い夏場に掃除をすると油汚れがよく落ちます。冬に掃除をする場合は、お湯を使って油汚れを落とすようにしましょう。
表面から見えるレンジフード周りの掃除は、重曹スプレーなどで軽く水拭きをするだけでも良いので、毎日することが好ましいです。
換気扇の掃除方法
換気扇内部の油汚れの掃除方法ですが、つけおき洗いを行います。重曹または油汚れ用の洗剤、ゴム手袋、換気扇のファンが入る大きさのビニール袋、お湯、歯ブラシを用意します。はじめに、換気扇の取扱説明書を見ながら、分解できる所まで取り外します。
シンクにビニール袋を入れ、中に外したフィルターなどを入れます。40〜50℃のお湯を入れた後、重曹または油汚れ用の洗剤を入れて、袋をしばって放置します。洗剤の量は、重曹は1/2カップ程度でたっぷり入れましょう。油汚れ用洗剤は使用方法を参考にしましょう。10〜20分後に取り出して、浮き上がってきた汚れを歯ブラシでこすって落とします。乾燥させて元に戻して完了です。
コンロ
ガスコンロの油汚れは、「バーナー」「五徳」「天板」の3つに分けて掃除をしていきます。「バーナーは月に1回」、「五徳は週に1回」がこびりつき汚れにならない為の掃除の目安です。こまめに掃除をすると、1回の掃除に使う時間も手間も短縮できます。
掃除方法
初回公開日:2017年09月14日
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