布団ダニの特徴と退治方法・効果的な掃除機
更新日:2020年08月28日
布団ダニの退治方法とその効果
ダニを布団から駆除するには色々な方法があります。中には「この方法は効かなかった」というやり方もあるかもしれません。そんな時はご自分の環境に合ったものを、2,3回試してみると良いでしょう。なぜかというと、ダニが卵を産んで孵化するまでに2週間かかるからです。そして孵化したダニが糞をしたりするので、複数回試した方が効果が上がります。
卵にまでは効かない方法もあるので、卵が孵化する2週間後を待って再度試してみましょう。ダニの数が多かったりすると、1回では効かない場合もあります。頑張ってダニを駆除しましょう。
掃除機の効果は?
掃除機でのダニの駆除は、フローリングを掃除するようにサッとかけてしまってはあまり効果がありません。死骸やフンは吸い込むことができますが、生きているダニは、吸い込まれまいと布団の繊維に必死にしがみついて、離れないためです。
ですが、掃除機をかける回数と掃除機のかけ方で減らすことはできるようです。週に一度ほど1㎡を30秒ぐらいかけてゆっくり丁寧にかけることです。縦方向・横方向・斜め方向とあらゆる方向からじっくりとかけます。そうすることで、布団にいるダニをかなり減らすことが出来ます。
シーツが吸い込まれてイライラしてしまうという人は布団用掃除機や布団用のノズルを使うことで、シーツが吸い込まれず快適に掃除できます。最近では、ダニ専用の掃除機のノズルもたくさん出てきています。
乾燥機の威力
ダニは、50℃以上では2,3分で死滅、60℃以上で即死滅します。高温・乾燥に弱く、さらされると死んでしまうという特徴があります。ですので、衣類乾燥機の使用はダニの駆除に最適です。マットレスや羽毛の布団、枕など衣類乾燥機にかけられない寝具は布団乾燥機をかけることで、ダニの駆除を行えます。
乾燥機にかけた後や布団乾燥機を使用した後は、掃除機をかけることで、死骸やフンを一掃できるので丁寧にかけましょう。布団の中には、乾燥機にかけられない種類もあるので、あらかじめ確認して使用されてください。中までしっかり乾くようにしてください。でないとまたそこからダニを誘引したり発生したりする恐れがあります。
アイロンって効果あるの?
アイロンはアイロンでも、スチームアイロンがダニ退治に効果があるようです。スチームアイロンの温度は、噴出時100℃に達します。ですので、60℃以上で死滅するダニにはかなり効果的です。スチームアイロンをかける前に一度布団に掃除機をかけて、フケやホコリ、髪の毛などを取り除いておきましょう。
タオルを一枚あて布として使用します。あて布の上から、スチームを強にして布団に5.6秒当てます。布団全体にあてたらもう一度、掃除機をかけます。布団が湿っている場合は、天日に干しましょう。そうすることで、布団の中のダニは減らせます。
畳でのスチームアイロンはお勧めできません。中に湿気がたまり乾くのに時間がかかり、さらなるダニやチャタテムシなどほかの虫を誘発する可能性があります。この方法も、熱で変質してしまわないように、布団の素材を確認してください。スチームアイロンではない普通のアイロンでやってしまうと、布団が焦げてしまう原因になるので、決して使用しないで下さい。
天日干しは
ダニは、熱いところが苦手です。だから天日に干せば大丈夫と思っていても、油断はできません。天日干しではダニが死ぬ60℃まで上げることはできませんし、ダニは熱いところを避けて、日が当たっていないところへ移動してしまうからです。
もちろん全然駆除できないわけではありません。まんべんなく布団全体に陽の光が当たるように、布団をずらしたり、裏返したりすると効果が上がります。黒い布で布団を覆うことで、布団の温度があがり、ダニが死滅しやすくなります。
布団を取り込んだ後で、掃除機をかけるのを忘れないようにしましょう。そうすることで駆除の効果があります。布団を乾燥させるという意味ではかなり効果があると言えます。ダニが好きな湿気を飛ばすことでダニを寄せ付けにくくします。ダニの予防には最適な方法です。
洗濯では死滅しません
洗濯すればダニは水の中で死ぬだろうと思われがちですが、残念ながら洗濯しただけではダニは駆除できません。布団の表面にいる少量のダニやアレルギーの原因である死骸や糞は除去できても、布団の中に生息しているダニは大半が残ります。
特に布団にいるダニは、繊維の奥深くまで潜り込んでいるので、洗濯しただけでは駆除できません。ですが、ダニの好物である人のフケやほこりは取り除くことができるので、まったく効果がないとは言い切れません。
コインランドリー
初回公開日:2017年09月18日
記載されている内容は2017年09月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。