【種類別】枕の洗い方・洗濯機での洗い方|テンピュール
更新日:2020年08月28日
枕は洗濯機で洗える?種類別洗濯方法
私たちの睡眠時間は平均7時間です。つまり私たちは一日に7時間も枕を使用しています。特に梅雨や夏場など、汗や湿気を吸い込んで枕もジメジメ、なんてことありませんか。そんな使用頻度の高い枕ですが、洗い方を知っている方は少ないのではないでしょうか。
枕カバーは洗っているけど、枕自体を洗濯したい。そう思うけれど、経験や知識不足でわからないことだらけ。「洗いたいけど洗い方がわからない、そもそも枕って洗えるの」そんな疑問を解決します。洗っていい素材か、ダメな素材か、洗濯機で洗う方法、手洗いする方法など種類別に紹介していきます。
今まで一度も枕を洗ったことのない方も、この機会にご自分の枕の洗い方を知って、きれいな枕で毎日を快適に過ごしましょう。
種類別枕の洗い方
枕を洗う際には、使用している枕の素材を知ることが大切です。洋服でも素材によって、洗濯機が使えるもの、手洗いのみのものなど、洗い方が変わってきます。洋服に表示タグが付いているように、枕にも表示タグが付いているものもありますので、洗濯する際の参考にしましょう。
取扱説明書がまだ手元にある方は、一度開いてみると詳しいお手入れ方法が乗っていることもあります。洗濯表示を無視して無理やり洗濯機に突っ込み、枕をダメにしてしまうことがないように、具体的な素材と洗い方を紹介していきます。
テンピュール枕の洗い方
テンピュール素材とは、テンピュール(tempur)という寝具のメーカーが開発した素材で、低反発枕と同じように形状記憶の枕です。以下、公式サイトより素材の特徴を抜粋します。
テンピュールと形状記憶素材
出典: http://jp.tempur.com/tempur-material.html |
テンピュール素材は一般的な形状記憶のフォーム素材とは異なります。
一般的なフォーム素材とは異なり、テンピュール素材は何度使用しても元の形状に戻ります。つまり、新しいマットレスで眠っている感覚が何年も続きます。 テンピュール素材は、当社が研究、設計、製造している当社独自の素材であり、この素材が他社製品で使用されることはありません。
そんなテンピュール素材の洗い方をご紹介します。
テンピュールの公式サイトによると、洗濯可能な商品を除き、テンピュール素材の水洗いはできないとのこと。また、ドライクリーニング、アイロンの使用、タンブル乾燥もできません。テンピュール素材の洗い方は、カバーを取り外し風通しの良い日陰に置いてください。表面に汚れやシミがある場合は、濡らしたタオルで優しくふき取ってください。湿気を取り除くために定期的に通気をし、影干しするのがいいでしょう。
低反発枕の洗い方
低反発枕を使っている方も多いですが、一番洗い方のわからない枕ではないでしょうか?汚れが気になり、手洗いしてみたはいいものの、中のウレタンが固まってしまい、ボロボロ。そんな苦い経験をした方もいるのではないでしょうか。
洗い方として、基本的にはテンピュールと同じようにこちらも水洗い不可です。基本的な洗い方はテンピュール枕と同じで、陰干しです。1週間に1度、2週間に一度など定期的に陰干しを行いましょう。天日干しは紫外線でウレタンの劣化を早めてしまうためNGです。
エアウィーブ枕の洗い方
寝具大手会社のエアウィーブ。その洗い方を公式サイトで調べてみたところ、なんとこちらの枕は水洗い可能。中身がエアファイバーなので水をかけても大丈夫です。
洗い方はまず、アウターカバーを外します。カバーはそのまま洗濯ネットへ入れて洗濯機に入れて洗いましょう。中身はお風呂場で簡単に洗えます。中性洗剤を使用して40度以下のお湯で洗ってください。洗い終わったマットレスは、できるだけほこりの少ない環境で陰干ししましょう。天日干しの必要はありません。
ウォッシャブル枕の洗い方
水で洗える枕で清潔を保ちたい方はウォッシャブルタイプの枕を選びましょう。洗える枕としての中身は以下の3種類が主になります。
・ビーズ
・パイプ
・ポリエステル
ウォッシャブルの場合の枕の洗い方を紹介します。
洗濯機で洗う場合
枕を入れる前に洗剤を入れてよく溶かしましょう。粉末の洗剤は、洗剤が流しきれず残ってしまう恐れがあるので、液体洗剤をします。
まずはカバーをはずし、洗濯ネットに入れましょう。洗濯ネットは、枕のサイズに合ったものを選んでください。ファスナーがしっかり閉まるもので、大きすぎたり、小さすぎたりしないようにしてください。洗濯ネットは、ほつれなどの劣化を防ぎ、万が一中身が飛び出した場合にも被害が最小で済みます。
洗濯モードは、布団モードや手洗いモードなどの水流の弱いコースで洗いましょう。脱水まで終わったら取り出し、中身が偏っている場合は、手で叩いて全体を均一にしてから干しましょう。
手洗いの場合
洗濯表示タグに手洗いの表記がある場合は、洗濯機を使用しないでください。
洗面所・浴槽などの枕全体が入るスペースに水を貯め、おしゃれ着用中性洗剤を溶かします。そこに枕を沈め、全体に溶液が染み渡るように手で揉み洗いをします。十分に汚れが落ちたら、溶液を水に入れ替えて再度揉み洗いをします。水を数回入れ替えて、洗剤が泡立たなくなるまで繰り返しましょう。
脱水は、水分を両手で押し出すか足踏みで、水分をしっかりと出していきましょう。脱水作業が一番大変ですが、しっかり行うことによって乾かずにカビてしまうことを防ぎましょう。
ビーズ枕の洗い方
ウォッシャブルタイプに多いのは、中が空洞になっていて、弾力性や耐久性に優れたマルコビーズです。しかし、ビーズだからと言ってすべてが洗えるわけではありませんので、一度洗濯表示タグを確認しましょう。一般的には細かいビーズは水分をたくさん吸収してしまうため乾きにくく、水洗いには向いていません。
洗い方としては、ビーズが取り出せる場合は中身を全てザルに出して、水洗いすると簡単です。洗い終わったら水分を切り、風通しの良いところで乾かしましょう。パイプの中の水分が完璧に乾くまで干しましょう。
パイプ枕の洗い方
ストローのような筒状のものを細かく切ったものがパイプです。耐久性、通気性が高い素材なので、水洗いが可能です。性質上、繰り返し洗っても劣化しにくいので、ウォッシャブルタイプに多い素材です。
洗い方は、ビーズ同様、中身をザルに移し替えて水で手洗いし、水気を切って通気性のいい場所で乾かしましょう。
ポリエステル枕の洗い方
枕に一番多く使われているのがこの素材です。人口繊維でわたのようにふわふわさせた物です。こちらの素材もウォッシャブルタイプによく使われていますが、すべてが洗えるわけではありません。洗濯表示をよく見てから、洗い方を選びましょう。
洗濯表示によって洗濯が可能であれば、前述ウォッシャブルタイプのいずれかの方法で選択しましょう。
マニフレックス
こちらの枕も低反発で有名な枕です。芯材には、エリオセルという素材を使っていますが、こちらも多くの低反発枕の素材ウレタンと同じような素材のため、水洗いするとボロボロになってしまいます。洗い方は低反発枕と同様、定期的な陰干しと通気で清潔を保ちましょう。
羽毛
羽毛枕も、丸洗いは基本的にできない場合が多いです。基本的な洗い方は、前述の水洗いのできない枕同様、週に一回程度の陰干しです。干した後は中の羽毛の羽根を折らないようにしてほぐしましょう。
天日干しに関しては必ずしもNGではありませんが、膨らみが弱くなってしまうことがあるので、30分から1時間程度を目安に行いましょう。表面のホコリは叩いて落とすか、ブラシ付きの掃除機を使用すると良いです。
どうしても水洗いしたい場合は、中性洗剤を使ってもみ洗いをした後、しっかりとすすぎをしましょう。その後、洗濯機で脱水してから、乾燥機にかけるか、天日干しをしてしっかり乾かしてください。
枕を清潔に保って、毎日を快適に!
いかがでしたか。なかなか洗濯する機会のない枕ですが、適切な洗い方を知って清潔に保っていきましょう。枕に蓄積された汚れとともに、マイナスな感情もすっきり洗濯しちゃいましょう。清潔な枕で快適な睡眠ライフを過ごしてください。
初回公開日:2017年12月27日
記載されている内容は2017年12月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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