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煮沸消毒について|効果/方法・種類別のやり方

更新日:2020年08月28日

日常生活の中で身近な存在の細菌ですが、その中には人間に有害な細菌も多く存在しています。消毒方法は色々ありますが薬害等を心配しなくても良い消毒方法が煮沸消毒です。煮沸消毒は昔から行われている方法であらゆる物に対して適応がありもっとも安心な消毒方法です。

煮沸消毒について|効果/方法・種類別のやり方

陶器で煮沸消毒の時に考えられるのは、急激な温度差でのひびや割れ、沸騰時に食器自体がぶつかって割れてしまう可能性です。陶器の煮沸消毒の場合水から入れることで急激な温度変化を防ぎ陶器の損傷を防げます。

沸騰後のぶつかって割れる可能性がある場合は沸騰後弱火にして熱する事で湯が暴れるのを穏やかにして食器が激しくぶつかり合うのを防ぐ事で割れるのを防げます。温度は85℃以下にならなければ煮沸消毒ができるので火を弱めても大丈夫です。

木製品・竹製品の煮沸消毒って?

食器の中には、木製の物や竹で作ってある物などは、扱いの難しい物く陶器などで心配される食中毒などの菌とは別にカビの心配もある食器になります。

しかし、水分に敏感な食器でもある事から煮沸しても良いか判断の難しいものですが木の種類と、加工方法によって出来るものと出来ないものが存在します。木や竹の加工品はオイルや蜜蝋を塗って水をはじく加工をしてある物と、無塗装の物、ウレタン塗装やガラスコーティングの物があります。

オイル加工の物と無塗装の物は、煮沸の時にオイルは溶け出てしまったり、無塗装にいたっては水がしみこんで割れてしまったりと煮沸消毒は不可能です。ウレタン塗装やガラスコーティングの施された製品は頻繁でなければ煮沸消毒が可能です。

木・竹製品の煮沸消毒の方法?

木・竹製品のウレタン塗装やガラスコーティングされた物は日常で使う内に塗装が薄くなったり、効果が弱くなったりするので煮沸消毒が割れの原因になったりします。

その為、毎日煮沸消毒はできず、温度は100度まで上げないようにして、時間短く調整しなければいけません。木製品は70~80℃までが耐えられる限界なので80℃に調整した鍋に5~6分煮ます。長く煮すぎると割れやそりの原因になるので必ず時間と温度を守りましょう。

器の消毒方法って?

器といってもプラスチックの物やガラス、陶器と幅は広いですが、使い捨て物もや薄いガラス製の物は煮沸消毒には向きません。

薄いガラスの物は耐熱ガラスの特殊なものでない限り熱に弱く割れてしまい、使い捨て容器も100℃にたえられる物は少ない上に鍋の縁につくと熔けてしまう事もあります。

プラスチックの物は、素材、耐熱温度、耐熱時間をしっかり調べてから煮沸消毒する必要があります。

保存用の容器の煮沸消毒って?

保存用の容器といえば瓶が有名です、中に入れる物は砂糖漬けだったり、ジャムだったり雑菌が入ってはいけない物は煮沸消毒してまずは容器についている雑菌を死滅させる必要になります。

しかし、瓶は割れる心配がある為鍋の中に布巾を引いてその中に瓶を寝かして入れて沸騰後5分以上煮沸消毒します。

きれいな布巾の上で乾かした後に、中に入れた物が加熱しても大丈夫なものなら鍋の底に揚げ物の時に使う油きりの網(未使用が好ましい)を入れ瓶の半分より少し上にまで水を入れて、沸騰後弱火で15~20分加熱します。

加熱が終わったら水を鍋に足し50度前後まで温度を下げてから鍋から引き上げます。こうする事で中に入った食品も煮沸消毒して長期に保存出来る様になります。

プラスチックの煮沸消毒とは?

プラスチック用品は何の樹脂で出来ているのか、100℃以上の温度に耐えられるのかと、調べなければいけない事は多いので、面倒かも知れませんが安全に煮沸消毒をする為には必要なので必ず確認しましょう。

プラスチックは100℃以上の温度に耐えられる物でも、熱された金属に触れると熔ける可能性があるので鍋の下に布巾を敷き大きな鍋で鍋の金属部分にプラスチックが触れないようにして、沸騰から5分間の煮沸で消毒できます。

煮沸消毒の鍋は何を使えばいいの?

煮沸消毒に使うのに種類は何でも大丈夫で、ステンレスであっても、アルミであっても水を沸騰させることが出来て煮沸消毒する物が完全に水没することが出来るのなら形も問われません。

しかし、食器など口に入れるものは良いのですが靴下や下着などを食べ物を煮る鍋を使って煮沸するのはやはり抵抗感があります。また、鍋に油が残っている可能性もあるので煮沸消毒には専用の鍋を用意したほうが良いでしょう。

コンタクトって煮沸消毒できるの?

コンタクトレンズがもしも煮沸消毒出来れば、再利用も可能になります。実は、コンタクトレンズは専用の煮沸機であれば煮沸消毒が可能でその方法も2種類あり、煮沸消毒とつけ置き洗浄を同時にする方法とこすり洗いをしてから煮沸消毒をする方法があります。ソフトコンタクトのケアとして日本コンタクトレンズ学会も推奨しているやり方です。

コンタクトレンズの煮沸消毒の方法って?

煮沸消毒の洗浄してから煮沸消毒する方法では洗浄液で傷がつかない様にやさしく洗いレンズの汚れを落として専用のレンズケースに入れてケースごと煮沸機に入れ、電源プラグをコンセントに差し込むと自動で洗浄が始まり、2時間で終了します。

洗浄と煮沸と同時に行う時はつけ置き洗浄用の酸素剤と、保存液をケースにレンズと一緒にいれ、煮沸器の電源をいれます。

しかし、この方法だと汚れが残る時があるので出来れば洗浄後の煮沸消毒が理想的です。コンタクトレンズは煮沸消毒の乾かす作業はないので終わってもケースから出して乾かしてはいけません。

水筒の消毒方法って?

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初回公開日:2017年09月20日

記載されている内容は2017年09月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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