煮沸消毒について|効果/方法・種類別のやり方
更新日:2020年08月28日
水筒の煮沸消毒では中かきれいに洗えているのか、パッキンは煮沸消毒する時にどうしたらよいのか不安になる人も多いと思います。
水筒の中身底や上部の曲線部分にたまる汚れは雑菌の温床なのでか必ず洗い流してから煮沸消毒しましょう。
水筒がプラスチックの場合耐熱温度によっては煮沸消毒できない物もあるので注意が必要ですが、100℃以上の耐熱があるものであれば、沸騰後10分の加熱で十分殺菌できます。
ステンレスの水筒は煮沸消毒はできないので、沸騰したお湯をステンレスの中にあふれる程流し込み置いておくと保温効果が高いので殺菌できます。ただし保冷専用のものに熱湯を注ぎ込むと壊れるのでやめましょう。
医療でも煮沸消毒って行われるの?
日本では器具やリネン等の滅菌に使われるのは消毒液等他の消毒方法が主体でにな煮沸消毒に限定されて行われなくなりました。
その理由として煮沸消毒は時間がかかり、完全な滅菌が難しい為処理出来る高圧蒸気滅菌や乾熱滅菌が高温で処理出来る上に煮沸消毒に比べて掛かる時間もコストも安く押さえられる為です。
しかし、まったく行われていない訳ではなく、発展途上国など海外の医療関係の現場では消毒液などは高価な上いつでもあるとは限らない為、今でも煮沸消毒が中心で行われています。また、日本以外の国では病院での煮沸消毒が中心の国もあり煮沸消毒は医療にも大きく貢献しています。
煮沸消毒のまとめ
煮沸消毒の歴史は200年前と以外に歴史は若いですが、それは煮沸消毒という認識ができてからの事で、何気なく生活に溶け込みジャムの保存など古くからされてきたようです。
煮沸消毒では耐熱性があり、熱を加える事で毒性を発しない物であればなんでも煮沸消毒できる、万能の消毒方法で老若男女が安心して消毒した物を使える利点も備えています。しかし、昔と違い煮沸消毒をする対象物は様々で中には加熱する事で毒性を発生させる物まで出てきました。
煮沸消毒が万能とはいえそれは細菌やウイルスに対してで毒に対しての解毒効果はありません。細菌は死滅させられても細菌の出した毒素を煮沸消毒では解毒できないのを念頭いれまずはしっかり洗ってから煮沸消毒をする事が大事になってきます。
初回公開日:2017年09月20日
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