Search

検索したいワードを入力してください

革製品に生えたカビの落とし方と革製品のカビ防止対策

更新日:2020年08月28日

革製品は他の製品と比べるとカビが生えやすいと感じたことはないでしょうか。実際に革製品はカビが生えやすく、使おうと思って取り出したら既にカビだらけということも少なくありません。今回は『革のカビ取り方法』をテーマに様々なカビ取り方法とカビへの対策を紹介します。

革製品に生えたカビの落とし方と革製品のカビ防止対策

カビキラーを使ってカビ取りをする

家庭用のカビ取りスプレーとして販売されているカビキラーでも革製品のカビ取りはできるのでしょうか。結論から言うと『可能』です。しかし注意してほしいのが、アルコールと同じく濃度が高いため、革製品を脱色してしまう可能性があります。

カビキラーを使用してカビ取りを行う場合は、必ず一度見えない場所で色落ちがないか試す必要があるでしょう。そして、カビキラーを薄めて使うのは必須条件です。

革製品のカビ防止対策

先述したように、革製品と言うのはどうしてもカビが生えやすい特性を持っています。そのため、出来る限りカビが生えないよう対策をすることが大切です。カビは湿気やホコリ、油を餌にして繁殖をします。これを逆に考えると、新鮮な空気に触れており、風通しの良い場所であればカビは生えない、ということなのです。以上のことを踏まえて、カビが生えないための対策を紹介します。

●革が濡れたままの状態・湿気を含んだ状態で放置したりクローゼットになおさない
●風通しの良い場所で保管する(できない場合は定期的に風を通す)
●革製品を保存する際は乾拭きを行う
●容器や、保存場所には乾燥剤を使って湿気が溜まらないようにする(革に乾燥材が密着しないよう注意が必要です)

以上、この4点がカビを生えさせないようにするためのポイントだと言えるでしょう。そう難しいことではありません。大切な物こそ、手をかけて守ってあげる必要があるのです。

革製品はカビが生えても復活させる方法がある!

いかがでしたでしょうか。今回は『革のカビ取り』について紹介してきました。大切にしていた衣類や鞄など革製品にカビが生えていたら、『もう使えない!!』と躍起になってしまうこともあるでしょう。

しかし革製品はカビを綺麗に取り除くことで、また復活させることができるのです。軽いものであれば自己処理を行って、もし自分で対処できないほどのカビであればプロの手に委ねると良いでしょう。自分でカビ取りを行ってダメにしてしまうより、大切な品や高価なものほどプロに預けた方が確実です。

カビを発生させない環境づくりも大切

カビというのは、説明した通り湿気や、ホコリやよごれを非常に好んで繁殖します。カビを発生させないためにも『湿気の多い場所』や『風通しの悪い場所』に保管することは辞めましょう。どうしても保管場所がない場合は、定期的なお手入れや、乾燥材を置くことで出来る限りカビの発生を防ぐことが出来るはずです。

革製品は非常にデリケートなものです。せっかく持っているのであればきちんと手入れをして、気持ちよく使っていけるよう自分自身も気を付けていきましょう。

初回公開日:2017年09月06日

記載されている内容は2017年09月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related