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2018年10月03日

レンズのカビの落とし方|レンズの種類による対処法・症状

お気に入りのレンズにカビがはえたらショックです。特に梅雨時期は注意が必要です。しかし、早めに対処すればカビが撃退できるでしょう。そこで、レンズ別カビの対処法や、おすすめの保管方法などをご紹介していきます。ぜひご覧ください。

レンズのカビの落とし方|レンズの種類による対処法・症状

レンズのカビの落とし方

レンズのカビの落とし方|レンズの種類による対処法・症状

見付け方

レンズに付いたカビや埃を見つけるのにおすすめなのは、レンズを通して懐中電灯の電球を覗き込むことです。あまり明るすぎる光ではなく、電池が少し消耗して少し暗くなった程度のものが一番いいでしょう。もし懐中電灯が無い方は、フィラメントが見える白熱電灯でも同じですので試してみてください。

カビや埃はもちろんのこと、角度によってはレンズの拭き傷やバルサムの劣化による曇りなどもわかるので、掃除の時もよりきれいにできます。カメラの場合、一面にカビが生えてしまったものは写真を撮ったとき影響が出ますが、ぽつぽつと小さなカビが点在する程度なら気にすることはありません。

湿気が大敵なのでこれ以上カビが増えないように、レンズを乾燥したところに保存することが大事です。よく見ても分らないのなら問題ないでしょう。

移り

レンズにカビを発見した場合、他のものに移らないか気がかりです。レンズの内部にカビが発生した場合、カビの胞子は何の対流もないレンズ内から外部へは飛びださないと考えられています。まず、服や鞄などに移るということはないでしょう。

カビキラー

カビはレンズに付着すると、菌糸が根付いてしまい完全に取り除けないです。しかし、カビキラーなどで拭き取ると、見た目はほとんど目立たなくなるでしょう。ティッシュや布の切れ端に染み込ませて満遍なく優しく拭いたあと、水拭きしてから綺麗にふき取ります。ほとんどのレンズにこの方法は有効です。

もしもこれで除去出来ない場合は、原因はカビではなくコーティングの劣化がほとんどです。

修理料金

レンズにカビがはえてしまい修理に出す場合は、修理価格の相場は修理するカメラやレンズの年式によっても大きく変化していくことを頭においておきましょう。カメラレンズは古いものであればあるほど、部品が手配しづらいです。

また、部品交換するということになれば、場合によっては高額のカメラレンズを新たに手に入れる必要性があることもあるので、事前に見積もりをだしてもらうことをおすすめします。

アルコール

アルコールを使ってレンズのカビを取りたいときは、綿棒などを使って少量ずつ落としていきましょう。注意すべきなのは、消毒用アルコールは少量の蒸留水を含むので無水アルコールを使用するようにしましょう。

オキシドール

オキシドールもカビ取りによくつかまれます。湿らせたコットン等にオキシドールを付け、レンズに付いたカビ面を清掃します。その後レンズをコットンで乾拭きし、無水エタノールを少量湿らせたコットンでガラス面を清掃し、仕上げにコットンで乾拭きをします。この方法でレンズのガラスの表面に乗っている程度の軽微なカビならば跡形もなく落ちます。

コーティングやガラスの内部に侵食しているような重度のカビは落ちませんので修理に出した方が良いでしょう。

エタノール

通常、レンズ清掃に使うアルコールは無水エタノールです。エタノールは、水と油の両方の性質を持つのでレンズのカビ以外にも水溶性の汚れにも油性の汚れにも効果があります。特に油性の汚れには効果抜群です。水の沸点が100℃に対してエタノールは78℃なので、乾きが早く拭き残りも少ないです。蒸発してしまえばレンズには何も残らないという長所もあります。

無水エタノールは引火性物質なので、取り扱いに注意が必要であったり、携帯性に難があるといった欠点もあります。もちろん、航空機への持ち込みは出来ませんので注意してください。

中性洗剤

中性洗剤もカビ落としの強い味方です。カビの除去をしたいレンズを取り外したら、綿棒に中性洗剤をつけてレンズに塗りこみます。もしレンズ1枚1枚にまで分解できるようであれば、お湯などをつかって隅々まで洗い流してきれいにするといいでしょう。

レンズの種類によるカビの対処法は?

レンズのカビの落とし方|レンズの種類による対処法・症状

天体望遠鏡

天体望遠鏡のレンズ(鏡筒)をカビから守る対策として良いとされているのが、レンズキャップの内側に湿度調整剤を貼り付ける方法です。カビの大敵は湿気ですが、実は乾燥しすぎもよくありません。そこでB型シリカゲルとも呼ばれる湿度調節材が活躍します。湿度調節剤は水分の吸着と放出を行うことができるため、急激な湿度変化がおきにくくカビ対策にはもってこいです。

ほとんどのものが天日干しをすれば、再利用も可能となっております。寿命は半年~1年が目安ですので、定期的に買い替えてカビ対策に努めましょう。もしカビが生えて自身での修復が困難な場合は、メーカーに問い合わせるのが一番です。ただし、天体望遠鏡の鏡筒の修理は高額になる可能性もあります。

新しいものを購入したほうが良い場合もありますので、事前に見積もりを取って自身の予算と状況に合わせて判断する必要があります。

一眼レフ

カビの発生はレンズの外側から始まることが多いです。カビの初期の段階であれば自分でクリーニングすることが可能ですが、一眼レフのレンズは何層にもなっているため、レンズ内部までカビが発生していると、分解して内側のレンズを取り外してクリーニングしないといけません。

一眼レフのレンズの分解には、専用の工具やある程度の構造知識やホコリなどが入らない環境が必要となるため、初心者には難しいでしょう。さらにカビの発見が遅れカビの菌糸がレンズのガラス内部まで侵食している場合は、クリーニングでも除去できないため、レンズの一部分を新品に交換修理することとなります。

双眼鏡

双眼鏡のレンズに発生したカビは、残念ながら大半は除去できません。セルフケアでは残ったカビ菌にまで気づかない事も多く完璧な除去は難しいです。防水タイプも万が一落下などの衝撃で内部までカビが発生した場合は、窒素ガスの封入など自分でメンテするには限界があります。

だからこそ、日頃の保管方法とメンテナンスが大事といえます。指紋による皮脂や、ちょっとした埃や水滴もカビ発生の要因となるので、マメに正しくお手入れしましょう。メンテナンス方法はブラシで双眼鏡全体の汚れを除去したのち、レンズやその他の細部をエアダスターかブロアーで細かな砂や埃を吹き飛ばします。

レンズの指紋は、清潔なマイクロファイバーの布でレンズの中心から円を描くように優しく磨きます。メンテナンスの際、決して強くこすったりして傷をつけないよう注意してください。双眼鏡保管に適正な湿度は40度とされていますが、逆に湿度が下がりすぎるのもよくないので、湿度調節材などを使用して日にあたらない風通しのいい場所で保管しましょう。

中玉

カメラの前面のレンズは、前玉と呼ばれていて最もキズのつきやすい部分です。中間のものは中玉と云いますが、これは直接触れる事が出来ないのでキズの心配はありませんが、ゴミがたまって来たりカビが発生しやすいのもこの部分です。ここにカビが発生している場合は、プロにまかせるのが良いでしょう。

後ろ玉

レンズの最もカメラに近い部分は後玉と呼ばれ、この部分には大抵ソフトコーティングが施されています。ソフトコーティングはレンズクロスなどで拭くと簡単に剥離してしまうので、拭きキズの多い部分といわれています。メンテナンスの際は慎重に優しく扱いましょう。

顕微鏡

精密機械の顕微鏡レンズにカビが生えてしまうと、観察したいものではなく、カビを観察することになりきちんと観察できません。顕微鏡のレンズは使用していてもいなくても、3年目くらいからカビが生え始め徐々に解像力が衰え始め、4~5年もするとカビの胞子が見えるようになります 。あなたの顕微鏡は大丈夫でしょうか。

カビの菌の持つ酸によって顕微鏡のレンズのコーティングが壊されて、カビを除去しても跡形が残って観察のとき弊害がでます。コーティングの剥がれによりレンズの風化が早くなり顕微鏡の寿命もみじかくなり、デメリットばかりです。なのでレンズの研磨は3~5年に一回、作動部は10~15年に一回程度のメンテナンスをしておくと安心でしょう。

レンズにカビがついたときの症状は?

レンズのカビの落とし方|レンズの種類による対処法・症状

初期

初期のカメラのレンズのカビだった場合は、ほとんど症状がないので気づきにくいです。一番前と一番後のレンズに発生した初期の段階のカビであれば、自分でクリーニング可能です。

判断

レンズを外して蛍光灯などの光にかざして光と逆の方から覗きこんでみましょう。それで白いクモの巣のようなものが見えたら、カビの菌糸である可能性が高いです。レンズの外側から広がるように付いてることが多いです。特に初期は、撮影した写真には写りこまず気付かないことも多いです。

一見「カビかな」と思う黒い点のようなものが見えたり写り込んだりするのは、カビではなく、チリやホコリのことがほとんどです。カビは白くうつります。

レンズにカビがついたときは早めに対処しよう

レンズのカビの落とし方|レンズの種類による対処法・症状

レンズへのカビの対応は、早ければ早いほど完全除去の可能性も高まります。日頃からこまめにメンテナンスをして、レンズの変化に気が付くようにしておくことと、レンズに合った保管方法をもう一度見直してみてください。

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