エアコンを自分で掃除する方法|スプレー/カビ/業者に頼む場合
更新日:2020年08月28日
エアコン内部のフィンとファンですが、かなり奥まったところにあり掃除は業者にお願いしたほうがはっきり言ってすごくきれいになりますが、使ってそんなに経っていないのに業者に頼むのはお金がかかっていやというのが正直なところです。そんな時は便利グッツを利用して掃除をすれば、素人でも掃除することができます。
専用のスプレーや洗剤、ブラシと用意する物は色々ありますが、まったく手に負えないことではありません。フィンやファンのスプレーは色々種類もあり似ているので、間違えないように、よくどちらのスプレーなのかよく確認して使用する必要があります。スプレーの種類を間違えなければ、エアコン内部の掃除もスムーズに進みます。
ファンの掃除のやり方とは?
ファンは風を送り出す場所で、吹き出し口の奥に回転軸の様なものがあり、それがファンで、ここのカビの掃除は洗浄スプレーで行います。ファン用のスプレーは2種類がセットになっていることが多く、一緒に使うのではなく、スプレーに書かれている順番ひとつずつ使用し、必ずどちらも使い切るようにします。
一つ目の洗浄剤は汚れを落とす物で、二つ目の洗浄剤は、洗剤を流すためのものです。吹き出し口から洗浄剤を満遍なく吹きかけ、ファン自体を手で回し洗浄剤が全体に行き渡ったら、20~30分放置してから2個目の洗浄剤で、最初の洗浄剤を落としていきます。洗浄剤を落としたら、5分放置してから10~20秒送風を送り、ファンの掃除は終わりです。
ファンの掃除の注意点と気を付ける事は?
基本的には洗浄剤を吹きかけ、全体になじませて20分放置、洗浄剤を落として5分放置、送風するというごく簡単な方法です。ですが、基本の方法といっても書かれた通りにやると部屋に液が落ちたりと大惨事になります。スプレーで内部の掃除をする前には、水分が床を汚してもいい様にビニールを引きます。
また、エアコンから出てくる液を受けるように、ゴミ袋を片側を切り円錐状になるように、エアコン下部に付け下の部分を液が落ちる用にして、バケツなどの容器で受けておく必要があります。一番忘れやすいのはエアコンの電源で、抜かずにしてしまうと誤作動など突然動き出した時に、怪我をするので忘れないようにしましょう。
ファンの洗浄液がうまく取れなかったら放置でいいの?
実はファンの洗浄液は、2回目の洗浄液をかける事で、最初の洗浄液を中和する役割を持っています。これはカビなど汚れを落とすために、最初にかける洗浄液の効果が強いので、エアコン内部に残ってしまうと、プラスチック部分が早くに劣化してしまうため、2回目の洗浄液で中和させる必要があるのです。
しかし、満遍なく2回目の洗浄液をかけたつもりでも、洗浄液が残ってしまう場合もあり、その場合は水で洗い流します。ジョウロ等で水をかけ洗い流す事で、洗浄液だけでは流せなかった汚れも流すことができます。その際重要になってくるのが、ナイロンで養生してある部分で、少し水量が多く流れても、対応できるくらいに頑丈に貼り付けておく必要があります。
エアコンのフィンって掃除が必要?
実はファンと共にカビの温床になりやすいのがフィンで、正面のフィルターの下の部分にあります。フィンは空気の温度を変える働きの熱交換器と呼ばれ、縦長の網状になっていて、ここにほこりが詰まるとエアコン本来の働きが阻害され、空気が冷えないという事が起こります。
また、湿度が高くなる場所でもあり、空気を吸い込む為ほこりがたまりやすくカビが発生して起こる、くさい臭いの元にもなっています。排出される空気が必ずここを通るので、臭いだけでなく、カビの胞子やハウスダストが必然的にエアコンから送り出されます。エアコンの掃除の中でも、フィンの掃除は健康面や経済面で重要な部分になってきます。
フィンの掃除のやり方って?
フィンの掃除も掃除スプレーで行いますが、ファンとは違い最初に埃などの掃除を行う必要があります。歯ブラシや、掃除機に接続できるブラシで、フィンの部分のほこりをやさしく掃除していきます。ほこりの掃除が終わったらフィンの部分に洗浄液を満遍なく吹きかけていき10分間放置して終わりです。
フィン自体の掃除の工程はほこりを綺麗に落としたら後は洗浄液を拭きかけて放置して乾かすだけで、最初の準備とほこり取りの方が手間がかかりますが、それが終わってしまえば後は結構楽に作業できます。フィンの部分はあまり掃除をしていないと、奥の方にほこりが詰まって取れなくなるので、こまめな掃除が必要になってくる部分です。
フィンの掃除をする前にする事ってあるの?
フィンの掃除を始める前には前準備が必要になってきます。ファンの時よりも多くの道具が必要になってくるのであらかじめ用意してからはじめた方がスムーズに行きます。電源を抜き、電気プラグなど電気系統をナイロンで保護します。
他に用意する物としては、フィン様の洗浄スプレー、掃除機、ブラシ、養生用のナイロンで、フィンの掃除では洗浄スプレーを使う前にブラシでほこりの掃除をするので呼吸時に吸い込まないようにあらかじめマスクを着用します。ナイロンの養生はファンの掃除の時と同様にセッティングしたら掃除前にする前準備は終わりです。手元に作業が多いので手元に道具をそろえてから掃除するとスムーズに作業できます。
フィンの掃除の注意点って?
フィンの掃除を始める前に電源を抜き電気系統の保護はしてから掃除を始めます。カバーの後ろにあるフィンの掃除にはまずカバーをはずしますが、この時に無理やり力任せに開けようとすると運転中にカバーが壊れたりするので慎重にはずしましょう。フィンの掃除で使う洗浄剤は洗い流す事はしなくても大丈夫です。
フィンはアルミで出来ていて洗浄剤が付いても劣化をしにくく、空気を冷やす時に出来る水で自然に液が流れていく為、ファンの様に水洗いは必要ありません。フィンから流れ出した洗浄剤も次々作られる水で流れていくので、液剤が水を排出する為のドレイン内を通っても劣化前に流れるという仕組みです。ファンと違い液剤の流し残りを気にする必要はありません。
ドレンホースって?
初回公開日:2017年10月12日
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